コークスは、石炭(粘結炭)を1,000℃以上の高温で乾留(蒸し焼き)し、石炭ガスやピッチなどの副産物を取り除いた後に残る炭素分の多い物質です。主な用途は、製鉄所の高炉の燃料・還元剤として、また製鉄周辺分野やそれ以外の分野でも燃料・精錬用と幅広い用途があります。
最も炭化度の進んだ石炭。粒度によって用途は様々で細かいサイズは燃料や粉鉄鉱石を塊状に焼結する焼結炉で使用されます。塊は粒度を揃えて石灰焼成用等のコークス代替として使用されます。
主にコークス・無煙炭をお客様のニーズに合わせ粒度調整や乾燥、ブリケットに加工して使用されます。
ドロマイトは苦灰石とも言い、主に炭酸カルシウム(CaCo3)と炭酸マグネシウム(MgCo3)から成っており、脱硫などの鉄鋼副原料として使用されます。
無煙炭に熱処理を行い、揮発分をおさえ炭素分を高くした製品です。主に製鋼用の加炭材として使用されます。中国産が主であり、取扱いサイズは、 3-8mm, 10-30mm 等様々あります。
石炭コークスの粒度が細かいものになり、乾燥したものは、主に電気炉製造でのインジェクションカーボン用として使用されます。スクラップ熔解の促進を図ると共に、スラグ膜をつくり電力原単位の向上、炉壁寿命の延長などに役立っております。